乳様突起って何デスカ…?

4 月 12th, 2008

さかのぼる事3週間ほど前の土曜日の事。
旦那さんのお父さんから「耳の後ろ腫れてるの何?」と聞かれる所からスタート。
触ってみると確かに左の耳の後ろが右と比べて出ている。 聞かれるまで全く気づかなかった。我が子に申し訳ない気持ち。ただ、痛がっている訳でも、気にする風でもなかったので、その日は特に病院に行く訳でもなく終了。

とは言うもののやっぱり片方だけあるし、万が一の事があったら嫌だったので、火曜日に病院に行く事に。
その際、保健所で「兼任の小児科より専門の所が良いのよね。」と2カ所場所教えてもらっていたのですが、どちらも歩いて20分くらいの微妙に遠いところ。兼任の所は徒歩1分。迷ったのですが、こーゆーことなら専門の方が良いよなーと教えてもらった所のうちの1カ所に行く事に。
念のために電話した所、完全予約制で空きが4時45分。
その日は風が強く結構寒い日だったので、日が落ちそうなその時間は生後2ヶ月で出歩いていいの?徒歩よ?私気にし過ぎ?気になったのでやんわりと聞いたら、じゃあ明日にしますか?と冷たく返され心の中でちょっと不信感が芽生えつつも、専門の所が大丈夫って思ってるなら良いかとその時間にお願いして電話を切りました。で、遅れないように30分前に自宅を出て、迷わないように大通りを通って行ったらほぼ予約時間到着。寒くないようにと靴下をはかせ、帽子をかぶらせ、厚着をさせて、スリングでだっこ。その上から私の上着で覆うようにして、さらに膝掛けで覆って移動。日向は良いけど、もう時間が時間なので日陰が多い。そこを歩くと、その度にうずくまるような仕草。なんだか可哀想になってしまった。「ごめんねー。寒いねー。もうちょっとだからねー。」とさすりながら移動。さすると何とか落ち着いてくれた。病院行く事自体を後悔。

ついたらついたで、待合室は風邪の子と一緒で移されたらと不安になるし、設計上子供でも大人でも使いづらい感じの下駄箱だし、受付の人は対応がちょっと怖い感じだしで、これなら相当専門的な事でない限りわざわざここまで来なくていいかもと感じてしまった。逆に移動中に体調悪くなりそうだしね…。

予約制なだけあってか待ちはそんなになく5分〜10分で呼ばれたものの、先生1人で診察室2部屋つかって交互に通してすぐみれる状態にしてるのでさらに待つ感じ。待ってる間に看護婦さん(?)が登場して病状を聞いてくるのでそれを説明すると看護婦さんがPCに打ち込んでおくようで。隣で先生が違う子を見てる間に出来る事をしておいて時間短縮をはかってました。待ち時間も有効活用できてそれはいいかもなーと思いつつ先生が来るまで息子をあやしてました。

そして先生登場。画面を見てから耳の後ろを触って一言
「この辺はリンパかなー…。んー?…これは骨だね。」
…は?骨ですか。とあっけにとられている私にに先生が一言
「生まれつきではない?」
解らないから聞きにきたのにという言葉を飲み込んで「生まれたときは気づきませんでした。病院では特に何も言われませんでしたし。気づいたのは先週の土曜日でした。ちょっと大きくなってる気もするのですが…?」と続けたものの「多分生まれつきの奇形でしょう。特に問題はないと思うけど首より上だから脳外科ななるかな?ママの安心の為に写真とって見てもらうと良いですよ。ただ、脳外科は大きい所しかないから紹介状を書きますね。安心の為なので急ぎじゃなくて大丈夫ですよ。余裕のある時にでも行ってみて下さい。」とやんわり言われた。
別に心配ないよと言われても奇形という言葉に呆然。そして結構こたえた。先生曰く赤ちゃんのうちは頭の形がわりと左右対称だから違うのは奇形なんだとか。奇形と聞いて、息子への申し訳なさで頭がいっぱい。
ぼんやりしてると「脳外科で知ってる所とかありますか?」
いやいや、まてまて。そんな大層な所知らないから。行った事ないから。もう更に申し訳ない気持ち。「いいえ、脳外科は全く心当たりが」というと、わりと近めの大学病院の紹介状をくれました。

その事をそのまま夫に報告したら、流石に脳外科なら一緒にいくと行ってくれたので、初診の時間を調べた所土曜日でも9時〜11時なら受け付けてるとサイトに記載があったので、休みも取らなくていいしと土曜日に行く事決定。ただ、一番近い日がお宮参りの予定が入っていたので翌週にずらし今日に。正直お宮参りの時もちょっともやもやした心境で過ごしてました。

今日は7時過ぎに授乳と同時に起き、ご飯を食べ、9時に我が家を出発15分後位には病院について手続きスタート。まず診察券作るのに待ち、脳外科行って待つ。救いは待ちの間息子がむしろご機嫌な所。とはいうものの、前の授乳から2時間ぐらいたっていたので診察中に泣かれても困るし、そろそろお腹がすくかなと、授乳室がある所を聞いて待ち時間の間に授乳。ただ、ちょっと離れていたのと部屋が小児科内にあるとの事。行ったら空いてたのですんなり授乳。
しかし、さすが大学病院の小児科。阿鼻叫喚(笑)あまりの鳴き声で、授乳中の息子まで泣き出す始末。
いままで、つられて泣く事のなかった息子が初めてつられて泣いたのを見て、あやしながら思わず笑ってしまった。微笑ましくて。いや、息子は必死だったんだろうけど。その証拠に泣きながらおっぱいは飲んでいました(爆笑)その様に更におかしくなって笑ってしまった。カーテン1枚隔てたくらいなので、音が漏れていたはず。きっと変な人だったろうなーと思いつつも笑わずに居られなかった。10分ぐらいで授乳をすませ、
戻ってすぐぐらいに呼ばれたので、診察室に入って来たいきさつを説明。「写真とらなかった?」と聞かれて「その為に来たんです」とコントのようだなと思いながら返答。
とりあえずと先生が触って少しするとちょっと困ったような顔で一言「これはー…乳様突起だねぇ」。
ニュウヨウトッキって何デスカ?って顔を夫婦そろってしてしまった。
すると先生は「クランキーチョコってありますよね?耳の後ろって音がひびきやすい様にクランキーチョコのようになってるんですよ。ただ、生まれた後で発達するので左右対称とは限らないですよ」とのこと。
この一言で一気に肩の力がどーっと抜けたてしまった。
安心したやら、疲れたやら。もう笑いしかでない感じ。(少したってからなんで小児科の先生なのに知らないのよーとちょっと怒りが込み上げて来た。)
「念のためCTとレントゲンとって確認しましょう」ってことで、当初の予定通り写真決定(笑)もう、不安がかなり薄らいだので何でも撮ってくれって感じでした。なのでCTやレントゲンの手配をPCで行っていた(最近は何でもPCですぐ状況確認出来て便利ですね)のですが待ちが60分以上とあってちょっとドキドキ。大人はDSで遊んでられるし我慢できるけど赤ちゃんは大丈夫かなと。思いつつ写真の受付に移動したらCTやってレントゲンという事でまずはCTの部屋の前に移動。部屋の前に3人くらい居たので結構かかるかなーと思い、夫に「ジュース買いに行くなら今のうちだよー」というと「実はスタバにいきたかったんだー」(その病院内にはスタバがあったのですよ。最近の病院はすごいねー)と買いに。
でも、夫が居なくなった直後に、待っている人のうちの1人がCT待ちじゃなく人待ちで「おまたせー」と声をかけられていなくなるわ、 2人のうちの1人はつきそいだわで待ってる人は実質1人だったというオチ。ピンチ(爆)。あ、どうしようと思っていると、違うCTの部屋の前で待っていた赤ちゃん連れのお母さんが実は赤ちゃんの診察じゃなくて自分の診察のために来てたので赤ちゃんを看護婦さんに任せてCTを撮りにいったら赤ちゃん号泣(赤ちゃんと言っても座ったり立ったり出来ているので、うちの子よりは大きいと思われる)。そんな中、夫がどしたの?といった感じでもどってきた。(笑)人が居なくなったのはこんな理由で赤ちゃん泣いているのはこんな理由と説明していると息子は泣いている子を不思議そうに眺めてる。看護婦さんも息子(抱っこしている子より小さい子)が横になっている事に気づいて「ほらー。ちっちゃい子もおとなしくしてるわよー」となだめる為と、見せる為に近くに。その様子を見て、ちょっと鳴き方が収まって来たと思いきや息子が呼ばれて再び赤ちゃん号泣(爆)。しまいには看護婦さん3人ぐらいがかりであやされてました。最初にあやしてい看護婦さんは任を解かれたあと「私が泣かせてるみたいだったわー」と苦笑してました。
そんな様子を横目に、息子はCTを撮る前も撮り終わってドアが開いたときも笑顔でした。
その後、隣にあるレントゲン室に移動してあまり待たずに呼ばれて入ったときもわりとご機嫌でした。レントゲン室の技師さん達が小児科仕様だったからでしょうか。正直年配のおじさまたちが象のエプロンだのぬいぐるみもって居る様が何ともアンバランスで、私からすると今まで見た事ない違和感が何とも言えない感じでした。泣かれるより良いけども…。見た事のない機械がいっぱいあって楽しかったのかしらねー。

(私の感覚では)そんなに待たされずにCTとレントゲンがおわったので現像の待ち時間の間におむつ替えにいったらその間に現像が終わったらしく、脳外科の待合室で夫が待っていました。2人居るとその辺も時間が無駄にならなくて良いなぁと思いながらしばし待つ。その間息子ご機嫌。

呼ばれて入ると息子のレントゲン写真とCT写真が。見ながら先生が「やっぱり乳様突起ですね。」と言いながらCTの写真をさしながら「ここがクランキーチョコの状態の所ですね。右側より左側の方が発達が早い分大きくなってますよ」と説明してくれました。異常でも奇形でもないし珍しいもの見れたのでまーいっかと私は変に満足してしまいました。曰く「待ち時間長かったー」と言ってましたが、大学病院に行って午前中に帰って来れた分私は許容範囲でむしろ待った気はしませんでした。乳幼児医療費助成制度のおかげで一番高くついたのは病院の駐車場代というオチだったし(笑)

安心も出来たし、最初の話通り骨ってことはあってたので間違いではなかったのですが、内容面で今回行った小児科は行かないかもしれないー。

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